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家から出る木くずってどう処分すればいい??

下市町で不用品回収、粗大ごみの処分を行っているダストレです。

 

家から出る木くずは、毎日出る生活ごみと違い、年に数回、場合によっては数年に一回程度しか発生しないご家庭もあるので、いざ木くずが出た場合にどうしたらよいか処分に困る人は結構いるのではないでしょうか。家から出る木くずは、毎日出る生活ごみと違い、年に数回、場合によっては数年に一回程度しか発生しないご家庭もあるので、いざ木くずが出た場合にどうしたらよいか処分に困る人は結構いるのではないでしょうか。
そんな木くずの処分方法ですが、ごみとして処分する前に、まずは再利用から考えてみるというのはどうでしょう。木材はいろいろな素材の中でも安価で軽量、しかも加工しやすいとても優れた素材なのです。

 
不要家具をリメイクして隙間家具として再利用。庭木の剪定枝を加工してインテリアに用いる。端材をコースターやなべ敷きなどに再利用。などなどアイデア次第で再利用方法はたくさんあります。
ただし、単純に「何かに使えそうだ」とか、ただ「もったいない」といった理由で、大量の木くずをストックしておくのは問題です。保管場所の確保も大変ですし、近くに山林のあるお宅などで屋外に保管した場合にはシロアリ養殖場になりかねません。大事な家屋自体が白アリ被害にあってしまっては元も子もありません。
必要な木材のみ再利用のために保管する見極めが重要です。

 

具体的、かつ自分にとって有用であり、すぐに実行できそうな再利用イメージがわいた場合のみ保管するというのが賢明です。たとえば、不要木材を使って、部屋全体をカントリースタイルに改装しようといった、不明瞭であまりに壮大な再利用イメージを目標にするのは、実現性に乏しく、結果として放置ごみとなることが多いので避けたほうがよいでしょう。

 
再利用を検討したけれど、どう考えても使い道がない場合に、いよいよごみとしての処分となります。そして、ごみとして処分することを決めた上では、処分は迅速に行いましょう。木くずごみを長期間放置すると、虫がわいたり濡れて腐食してしまい、処分に手を付けたくない気持ちになりよけいに手間がかかるばかりか、燃えやすい木くずは放火のターゲットになることも考えられ危険です。

 
いよいよごみとしての処分となるのですが、ここで、一般廃棄物と産業廃棄物の違い、法律、建設業者が出す木くずとの違いについて説明します。
家から出る木くずをごみとして処分する場合、産業廃棄物ではない一般廃棄物であることが前提となります。簡単に一般廃棄物と産業廃棄物の違いを説明すると、産業廃棄物以外の廃棄物が一般廃棄物となるというのが「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)での定義です。
産業廃棄物とは基本的に事業者が事業を行う上で発生する廃棄物をいいます。たとえば紙材を扱う製紙業者が紙を作る作業をするうえで発生する木くず、紙くずは産業廃棄物となります。

 
しかし、中には事業で発生する廃棄物でも産業廃棄物とはならずに事業系一般廃棄物となるものもあります。運送業を営む事業者から発生する梱包材の切れ端などの紙ごみや、サービス業の業者から発生する不要となった広告の紙ごみなどは、産業廃棄物ではなく事業系一般廃棄物となります。
このように産業廃棄物の分類は事業者の事業内容によるところや、廃棄物の種類によるところがあるため一見複雑ですが、一般家庭から出るごみは、特殊な廃棄物でない限り、産業廃棄物となる場合はまれなので、家庭から出るごみは一般廃棄物と考えて間違いないでしょう。(特に木くずの場合。)

 
では、逆に産業廃棄物となる木くずとは、どういったものでしょう。それは簡単には建設業者が家屋の新築、リフォーム、家屋の解体などの事業を行うことによって発生する木くずとなります。同じ木くずゴミでも、一般廃棄物の木くずゴミと産業廃棄物のそれとでは、処分の仕方などごみとしての扱いに違いがあります。
一般廃棄物の処理責任は市町村にありますが、産業廃棄物の処理責任は事業者にあります。一般廃棄物は市町村がごみ収集場所から収集してそれぞれのごみ処理場で処分します。最近ではごみ収集場所からの収集は市町村から委託された一般廃棄物処理業者が行います。対して産業廃棄物は事業者が産業廃棄物処理業者に依頼をしてごみを処分してもらいます。

 
ここで出てきた一般廃棄物処理業者と産業廃棄物処理業者は処分できるごみの種別が異なるだけでなくそれぞれの処理業務について許可を出す組織も異なります。一般廃棄物処理業の許可は市町村から受けるのに対し、産業廃棄物処理業の許可は都道府県が行うといった違いが見られます。
一般廃棄物の処分と、産業廃棄物の処分に話を戻します。これら二つに分類された廃棄物は処理責任者が異なるのは前に説明したとおりです。では責任者が異なることで何が変わるのでしょう。

 
それは、たとえば建設業者にリフォームを依頼した際に発生する端材などの木くずは産業廃棄物扱いとなり、処理責任は事業者である建設業者にあります。それらの産業廃棄物を、少量ならまだしも、あまり大量にリフォームを依頼した側が一般廃棄物としてここで紹介する方法で処分すると、本来、事業者が産業廃棄物処理業者に依頼して処分しなければならない産業廃棄物を、一般廃棄物として処分したとして不法投棄となり法律に違反する可能性があるので注意が必要です。
リフォーム業者の出した木くずを発注者側で処分をしてあげることは単純に考えればまずありえないことですが、初めに述べたような再利用の意識が働いた場合をイメージしてみてください。

 
リフォームも無事完了に近づき、リフレッシュされた我が家での生活を待ち遠しく思うある日。ふと庭を見ると、リフォームで出た各種木材が山積みになっています。
ここで、ふとリフォームしきれなかった古いままの部屋の様子が思い浮かびます。「もっと予算があれば、ここも、あそこも直せたのに・・・」古い部屋をリフォームした場合・・・のイメージはどんどん膨らみます。

 
これまでの数か月、リフォーム業者の方々が様々な工具を使って、手際よく作業していた様子を見ていたおとうさん。思い立ったように「よし、ここらで工具をそろえて、自分で思い通りにやってみよう。大きなリフォームはできないけど机や棚を作るとか、ちょっとした戸棚ぐらいなら自分にもできそうだ。」
そこでおとうさんは、リフォーム業者に、庭の廃材は再利用するから置いていってくださいと伝えます。リフォーム業者も、木材はもともと依頼主のものだし、産業廃棄物処理業者に依頼するのもお金がかかるためこれを快諾。庭には本来産業廃棄物として処分されるべき「木くず」が山積みに。

 
どうですか、今まで、リフォーム業者で出た各種木材を発注者側で再利用目的として木くずを大量に貰い受けることはあながちありえなくはないように思えてきます。
結局、その後再利用の実現見込みが立たないので、一般廃棄物として破棄したということになった場合、はじめから業者と結託して産業廃棄物の不法投棄を代行しようとしたのではないかというあらぬ疑いをかけられ、余計なことに巻き込まれることも考えられるので注意しましょう。

 
では家から一般廃棄物に分類される木くずごみが出るシチュエーションとしてはどのようなものがあるでしょう。すぐに思いつくものとしては以下が考えられます。
1.木製家具の処分により発生する木くず2.庭木の剪定で発生した剪定枝や伐採材3.日曜大工で使用した木材の残り
テーブル、イス、カラーボックスなどの木製家具は、そのままの状態では粗大ごみです。ごみ処理場に収集を依頼して取りに来てもらうか、自力でごみ処分場に持ち込むことで処分することになります。処分の際には処分料を徴収される自治体もあります。ですが自分で細かく分解すれば「木くず」として可燃ごみで処分できる自治体も多いことが事実です。ただし、細かく分解しても元が粗大ごみならばそれは粗大ごみだと判断するところもあるので、自治体やごみ処分場に問い合わせるなどして確認を取ったうえで処分するのが確実です。

 
木くずは何ごみに分別されるかについては、地域ごとにごみ分別ルールがあるので一概には言えないですが、可燃ごみの袋に入っていれば可燃ごみとして対処できることが多いです。地域のごみ分別パンフレットを見るか、自治体に問い合わせると木くずの処分方法がわかります。自治体の問い合わせ先としては、役所の環境課(自治体によって呼び方が違う。)もしくは環境センターなどのごみ処分場がよいでしょう。

 
可燃ごみで処分可能な地域であれば、あとはどのような形で収集場所に出すかとなりますが基本は小さくまとめるということで共通しています。ですから、「1.古い木製家具の処分」の場合でもバールやのこぎりを用いて小さいバラバラの「木くず」にすることが必要となります。これが面倒な場合は粗大ごみとしてそのまま処分するしかありません。
家具を解体する場所として広いスペースがほしくなるところですが、最も適しているのは自宅駐車場でしょう。ですが、駐車場で家具を解体する場合には注意が必要です。

 
家具を解体する際に出る釘、ホチキス芯、木ねじなどの金属部品の後始末はしっかりするということです。家具に使われていた釘などはさびていることもあり乱暴に解体するとあちこちに散らばって見つけにくくなり、ついついそのままになってしまうことがままあります。これをそのままにしておくと、後で車を駐車した際にタイヤで釘を踏んでしまいパンクし、余計な出費を強いられることもあります。アパート前など、居住者の車が並ぶ駐車場では、解体時に他の車を傷つけないようにするのはもちろん、後始末をきちんとしないと、自分の不始末でお隣さんの車をパンクさせてしまったなんてことになることも。それがもとでご近所トラブルにでも発展しようものなら生活自体が窮屈なものになってしまいますので、解体作業後は面倒でも、ほうきがけをするなどして後片付けはきちんとすることが大事です。

 
剪定枝や伐採材は5,60cmの長さに切断したものを、ひもで束ねることで可燃ごみとして収集してくれる地域もあります。その場合はあまり大きくならないように束ねましょう。目安としてはいっぱいになったごみ収集袋の大きさを超えない程度にするとよいでしょう。あまり大きすぎるとごみ収集車の収集口に入らず返却されてしまうこともあります。

 
また、可燃ごみの袋に入れば可燃ごみ、入らなければ粗大ごみとなる場合、いかにして収集袋に詰め込むかがカギになってきます。まず、収集袋に入りきらないような伐採材などは潔く粗大ごみとして処分しましょう。
可燃ごみは地域ごとに決められた袋がある場合がほとんどですが木くずの入れ方にはコツがあります。それは「できるだけ細かく切る。できれば3cm。長くても10cmぐらい」ということです。

 
日常のごみを袋に入れる際、よくある失敗として割りばしが袋を突き破り生ごみの汁が垂れてしまうということがあります。木くずをごみ袋に入れる際にも同じことがよく起きます。
細かく切らずにごみ袋に入れていくと隙間がたくさんできてしまい、大した量を入れていないのに袋がいっぱいになってしまいます。そこで詰め込もうと上からギュッと押し込むと、袋のわきから木くずの先端がびゅっと飛び出したり手を怪我したり・・・絆創膏を貼って、新しいごみ袋を破れないように二重にして詰め込みなおします。そしてやっとの思いで全部の木くずを入れ終わると「これは家庭ごみといっていいのか」と思うくらいのごみ袋の山ができているのです。

 

収集場所に運ぶにしても数が多くて大変だし、運び終わる頃には収集場所がごみ袋の山。何かご近所に迷惑をかけてしまっているのではないかとか地球温暖化に貢献してしまったようで後ろめたさも手伝ってイライラは極限に。もともとごみの処分とは身の回りをきれいにするための作業なので、終わった後はさわやかな気分にならないといけません。

 
そのようなことにならないように、初めから心を落ち着かせて、のんびりと時間をかけて剪定枝なら剪定ばさみで細かく切り刻んで、少しずつごみ袋に入れていくと、袋に穴が開くこともごみの量も少なく済みます。(見た目の量が減るだけで実質同じ量ですが。)きれいさっぱり木くずゴミを片付け終わった頃には、あなたの心は充実感に満たされることでしょう。

 
最後に日曜大工で出た木くずですが、ある程度の大きさのものはとっておくのがベストだと思います。別の機会に再利用できることが多いからです。木材はいろいろな素材の中でも安価で加工しやすいとても優れた素材です。もう再利用できなさそうないびつな木くずだけを可燃ごみの袋に入れて処分するのがよいでしょう。

 

下市町で不用品回収、粗大ごみの処分はダストレへ
https://www.youtube.com/watch?v=odKdE33PSVI&feature=youtu.be